日曜日、夫が1週間のタイ出張から帰って来た。
昨日月曜日からすぐに仕事だと思ったら、代休(先週日曜日の?)で休みだと。
先月も夏休み前の1週間タイに出張していたけど、帰国後そのまま夏休み突入したので、
代休は取っていないし、今迄も代休なんてほとんどなかっのでまさか代休をとるなんて
思ってもいなかった。
さあ、貴重な平日休み。
こんなチャンスはめったに無い(平日はどこも空いている)
どこかへ行こう!
近頃映画「百花」のプロモーションで主演の菅田将暉と原田美枝子がテレビに良く出ていて、
菅田将暉も妻役の長澤まさみも母役の原田美枝子も好きだから、是非見たいと思っていたので、
夫の好きなタイプの映画ではないけれど、誘って行ってきた。
「認知症になった母とその母に向き合う息子」という内容だと、プロモーションなどで分かって
いたけれど、原作は読んでいないし、どんなものか全く分からない前提で観た。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、認知症とか介護の話かというと、
そうでもあり、そうでもなく…ま、それが主ではないという事。
共演するキャストも名のある人が結構出ていて、豪華キャストと言えるが、その割に
存在感みたいなものは薄くて、エンドロールの出演者名を見て、えっ?出ていたんだ…みたいな。
ひと言でいえば、通常のありきたりなストーリー展開では無く、牛の反芻みたいに、
何回もそのシーンを思い返しては噛みしめてみて、分かって来るかなという…
早く言えば分かりにくい展開でもありました。
あくまで私の感想ですけどね。
とはいえ、菅田将暉、長澤まさみ、原田美枝子の演技は淡々と自然で素晴らしかった。
それだけでも観てよかった作品ではあります。
特に原田美枝子は認知症が進んでいくと、すっぴんに近い状態なのだけど、品があって
すごく美しくて、名女優だなと。
少々ネタバレですが、介護施設を訪問した帰りのバスの中で、長澤まさみが
「母親だからって、いつも正しくいられるわけじゃないよ」と言うシーンがある。
私自身も母が晩年認知症だったので、その介護の辛さも経験しているし、
後悔や罪悪感とかも無くはない。
幼少時の満たされなかった想いや「なんで、私が?」的な想いもあった。
そんな諸々の想いを自分の中で昇華させる(許せる)ことが出来たのは、
長澤まさみの言葉と同じような想いに至ったから。
母も若かったし辛い環境の中にも居た。
その年齢の私自身が、私が望む母親像のように立派だったのかと言えば、全然そんなことは無い。
菅田将暉の歌じゃないけど「間違いだらけ」だった。
なのに、母にだけそれを望むというのはどうなのか?
世間は(私自身も)「聖母」的な考え方が多いけど、でもそれって冷静に考えると
幻想だし錯覚だなと思う。
そういう考え方が自分も親も苦しめる…現実はみんなまだ若くて発展途上で未熟。
間違いも失敗も当然あるのだと思えば、もっと寛大になれて心が解放される。
でも渦中にいるとなかなか気が付けないんですけどね。
以上、私の勝手な感想でした。
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昨日月曜日からすぐに仕事だと思ったら、代休(先週日曜日の?)で休みだと。
先月も夏休み前の1週間タイに出張していたけど、帰国後そのまま夏休み突入したので、
代休は取っていないし、今迄も代休なんてほとんどなかっのでまさか代休をとるなんて
思ってもいなかった。
さあ、貴重な平日休み。
こんなチャンスはめったに無い(平日はどこも空いている)
どこかへ行こう!
近頃映画「百花」のプロモーションで主演の菅田将暉と原田美枝子がテレビに良く出ていて、
菅田将暉も妻役の長澤まさみも母役の原田美枝子も好きだから、是非見たいと思っていたので、
夫の好きなタイプの映画ではないけれど、誘って行ってきた。
「認知症になった母とその母に向き合う息子」という内容だと、プロモーションなどで分かって
いたけれど、原作は読んでいないし、どんなものか全く分からない前提で観た。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、認知症とか介護の話かというと、
そうでもあり、そうでもなく…ま、それが主ではないという事。
共演するキャストも名のある人が結構出ていて、豪華キャストと言えるが、その割に
存在感みたいなものは薄くて、エンドロールの出演者名を見て、えっ?出ていたんだ…みたいな。
ひと言でいえば、通常のありきたりなストーリー展開では無く、牛の反芻みたいに、
何回もそのシーンを思い返しては噛みしめてみて、分かって来るかなという…
早く言えば分かりにくい展開でもありました。
あくまで私の感想ですけどね。
とはいえ、菅田将暉、長澤まさみ、原田美枝子の演技は淡々と自然で素晴らしかった。
それだけでも観てよかった作品ではあります。
特に原田美枝子は認知症が進んでいくと、すっぴんに近い状態なのだけど、品があって
すごく美しくて、名女優だなと。
少々ネタバレですが、介護施設を訪問した帰りのバスの中で、長澤まさみが
「母親だからって、いつも正しくいられるわけじゃないよ」と言うシーンがある。
私自身も母が晩年認知症だったので、その介護の辛さも経験しているし、
後悔や罪悪感とかも無くはない。
幼少時の満たされなかった想いや「なんで、私が?」的な想いもあった。
そんな諸々の想いを自分の中で昇華させる(許せる)ことが出来たのは、
長澤まさみの言葉と同じような想いに至ったから。
母も若かったし辛い環境の中にも居た。
その年齢の私自身が、私が望む母親像のように立派だったのかと言えば、全然そんなことは無い。
菅田将暉の歌じゃないけど「間違いだらけ」だった。
なのに、母にだけそれを望むというのはどうなのか?
世間は(私自身も)「聖母」的な考え方が多いけど、でもそれって冷静に考えると
幻想だし錯覚だなと思う。
そういう考え方が自分も親も苦しめる…現実はみんなまだ若くて発展途上で未熟。
間違いも失敗も当然あるのだと思えば、もっと寛大になれて心が解放される。
でも渦中にいるとなかなか気が付けないんですけどね。
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最終更新日 : 2022-09-13