青森二日目の後半です。
鯵ヶ沢で昼食後、五所川原にある
"立佞武多の館"(たちねぷたのやかた)に行きました。
青森に縁(母・姉の生まれ故郷)のある私でも、ねぶたと言えば
一般的に知られている横に大きなねぶたと弘前の扇ねぶたしか
知りませんでした。
(※ねぶたではなく、ねぷたというのが正しいらしい)
五所川原のねぷたは、豪商や大地主などが高さを競い合うように
なり、明治期には巨大なねぷたが登場してきたらしい。
しかし大正時代になると、電気の普及により小型化して行ったそう。
(電線がはりめぐらされ、引き歩くことが出来なくなった)
また戦後2度の大火で大型ねぷたの設計図なども消失、
巨大な立佞武多は姿を消してしまったようです。
一方、青森市のねぶたは同じく電気の普及により、高さではなく
横に大きくなっていき、その形が現在まで続いていて、テレビなど
でも度々紹介されるので、ねぷたといえば、この横に大きな形と
全国的にも認識されているわけです。
しかし五所川原では、今から25年前の1993年に写真と設計図が
発見され、1996年に「復元会」が発足。
ついに1998年、80年ぶりに復活を遂げたそう。
詳しくはこちら→立佞武多の歴史
玄関から入ると正面に巨大なねぷたが

高さ25メートルで、ビルの7階に相当するそうです!
この建物は巨大ねぷたをそのまま保管してあり、ねぷたの周りを
スロープ状の通路がめぐらされていて、そこを下りながら間近に見る
ことができます。
まず4階にエレベーターで昇り、スロープを下りながら見ていきます。
近くで見れるので迫力満点。
そして途中の3階に席が設けてあり、30分毎に実際の祭りのビデを
壁に映し出すので、祭りの様子を見ることが出来ました。
う~ん、すごい迫力、一度みてみたいかも…と思いました。
(東京から3時間で青森まで来られるようになったので、
実現の可能性は十分
)
では立佞武多を少し。



※この大きさは、写真ではなかなか実感できません
可愛い金魚ねぷたもありました。

なぜ、金魚なのか?
昔、金魚は高級品で、庶民の目に触れることは少なかったらしい。
せめて、お祭りの時に観たいと言うので作られた…
と確か書いてあったけど、
こちらにもっと詳しく書いてありました→金魚ねぷたとは
さて、次は車で20分ほどの太宰治記念館「斜陽館」
建物は太宰治の生家です。

大地主の父親が建てた豪邸。
戦後手放したあと旅館として使われていたそうで、太宰治の代表作
「斜陽」から「斜陽館」と名付けられ、観光名所となり全国から多くの
太宰ファンが訪れたそう。
老朽化などにより旅館が閉鎖された後、市(旧金木町)が買い取り、
旅館として改造された箇所を建築当時に復元工事をしたのち、
平成10年から記念館として開館したそう。
明治後期の建造物として貴重なもので、平成16年には国の
重要文化財にも指定されています。
(弘前の洋館などでも紹介した堀江佐吉の設計)
入ってすぐの土間に面した板の間

2階の応接間 豪華な洋間です。

2階の和室(6、7室あって、旅館になるのもわかる)

2階から見えた庭 庭もかなり立派

階段も立派なもの

階段の奥に見えるのは、金融業(銀行のようなもの)を営んでいた
らしく、カウンターと金庫室など。
(文献が残っていないので、詳細は不明らしいが)
照明も超モダン。

前出の階段ではない小さい方の階段の天井

寄木細工が施されていて、目立たないところにも手がかかっているのがわかります。
次はこの日最後の目的地十三湖ですが、太宰治記念館に
予定以上滞在してしまったので、急いで、向かいました。
途中、りんご公園で買っておいた手作りのリンゴパイで
小腹を満たしました

向かう途中から小雨が降り始め、風も強くなりました。
十三湖にある中の島にかかる中の島ブリッジ

ブリッジの入り口

晴れていれば、日本海と十三湖の両方を一望でき、綺麗な夕日が
観れるはずの少し高台にある道の駅十三湖高原に着きましたが、
どんどん風がつよくなり、雨は小降りですけど、寒くて外へ出られ
ないくらいになりました。
やはり東北、天気が崩れると夜は関東の真冬の寒さです。
(寒いし、雨風が強いので写真は撮れず
)
道の駅のレストランに閉店ギリギリで飛び込みました。
中に一組入っていましたが、人がいないので店も早じまい?
「CLOSED」の看板が
でも、麺類なら大丈夫というのでシジミラーメン1つ注文。

閉店のところ、無理に入ったのに1つしか注文しないなんて…。
でも、夕飯考えると、2つ注文は出来ないのでね
ここから、二日目の宿泊先の青森駅に向かったのですが…。
ずっと津軽平野の平らなところばかり走っていたのですが、
なんと山越え?
カーブが続く道で、真っ暗。
対向車も後続車もほとんど居なくて、そのうち霧も出てきて、
視界不良。
この旅の中で一番の難所でした。
最も、私は運転していないので、大変なのは夫なんですけどね
感謝、感謝です。
何とか、2時間ほどでホテルに到着。
一休みして、夕食を食べに出かけました。
青森と言えば、帆立。
第一候補の店は、ラストオーダー時刻(8時半)に間に合わず
地方へ行くと、閉店時刻が早い
開いていることが条件なので、こちらへ。

(※夜撮れなかったので、翌朝撮りました。)
帆立釣りが出来る店なので、釣りたいと夫が言ったのですが、時間も遅い(9時近い)ので、諦めてもらいました。
定食と別に単品、帆立浜焼き(左)と、稚貝の酒蒸し(右)を。

この日のサービス品で、「帆立稚貝の酒蒸し300円」とあったのです
が、稚貝って、小さいの食べてもねぇと、一旦躊躇するも安いので
一応注文してみました。
これ稚貝?
うちの辺りでは、普通のサイズとして売ってますけど。
浜焼きとほとんど同じサイズで、7つ入ってました…激安です
帆立いろいろの帆立定食

うちの辺りで稚貝と称して売られているのは、この味噌汁に入って
いるサイズのです。
帆立が全部小ぶりなのがちょっと残念。
特に刺身、薄切り2枚は、寂しい
もう一つは、弘前でも食べた帆立貝味噌焼き定食

味噌焼きは弘前のより、帆立が多めでした。
稚貝の酒蒸しがあったので、帆立堪能、大満足でした
二日目はこれでおしまい。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
最終日はまた今度。
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鯵ヶ沢で昼食後、五所川原にある
"立佞武多の館"(たちねぷたのやかた)に行きました。
青森に縁(母・姉の生まれ故郷)のある私でも、ねぶたと言えば
一般的に知られている横に大きなねぶたと弘前の扇ねぶたしか
知りませんでした。
(※ねぶたではなく、ねぷたというのが正しいらしい)
五所川原のねぷたは、豪商や大地主などが高さを競い合うように
なり、明治期には巨大なねぷたが登場してきたらしい。
しかし大正時代になると、電気の普及により小型化して行ったそう。
(電線がはりめぐらされ、引き歩くことが出来なくなった)
また戦後2度の大火で大型ねぷたの設計図なども消失、
巨大な立佞武多は姿を消してしまったようです。
一方、青森市のねぶたは同じく電気の普及により、高さではなく
横に大きくなっていき、その形が現在まで続いていて、テレビなど
でも度々紹介されるので、ねぷたといえば、この横に大きな形と
全国的にも認識されているわけです。
しかし五所川原では、今から25年前の1993年に写真と設計図が
発見され、1996年に「復元会」が発足。
ついに1998年、80年ぶりに復活を遂げたそう。
詳しくはこちら→立佞武多の歴史
玄関から入ると正面に巨大なねぷたが

高さ25メートルで、ビルの7階に相当するそうです!
この建物は巨大ねぷたをそのまま保管してあり、ねぷたの周りを
スロープ状の通路がめぐらされていて、そこを下りながら間近に見る
ことができます。
まず4階にエレベーターで昇り、スロープを下りながら見ていきます。
近くで見れるので迫力満点。
そして途中の3階に席が設けてあり、30分毎に実際の祭りのビデを
壁に映し出すので、祭りの様子を見ることが出来ました。
う~ん、すごい迫力、一度みてみたいかも…と思いました。
(東京から3時間で青森まで来られるようになったので、
実現の可能性は十分

では立佞武多を少し。



※この大きさは、写真ではなかなか実感できません

可愛い金魚ねぷたもありました。

なぜ、金魚なのか?
昔、金魚は高級品で、庶民の目に触れることは少なかったらしい。
せめて、お祭りの時に観たいと言うので作られた…
と確か書いてあったけど、
こちらにもっと詳しく書いてありました→金魚ねぷたとは
さて、次は車で20分ほどの太宰治記念館「斜陽館」
建物は太宰治の生家です。

大地主の父親が建てた豪邸。
戦後手放したあと旅館として使われていたそうで、太宰治の代表作
「斜陽」から「斜陽館」と名付けられ、観光名所となり全国から多くの
太宰ファンが訪れたそう。
老朽化などにより旅館が閉鎖された後、市(旧金木町)が買い取り、
旅館として改造された箇所を建築当時に復元工事をしたのち、
平成10年から記念館として開館したそう。
明治後期の建造物として貴重なもので、平成16年には国の
重要文化財にも指定されています。
(弘前の洋館などでも紹介した堀江佐吉の設計)
入ってすぐの土間に面した板の間

2階の応接間 豪華な洋間です。

2階の和室(6、7室あって、旅館になるのもわかる)

2階から見えた庭 庭もかなり立派

階段も立派なもの

階段の奥に見えるのは、金融業(銀行のようなもの)を営んでいた
らしく、カウンターと金庫室など。
(文献が残っていないので、詳細は不明らしいが)
照明も超モダン。

前出の階段ではない小さい方の階段の天井

寄木細工が施されていて、目立たないところにも手がかかっているのがわかります。
次はこの日最後の目的地十三湖ですが、太宰治記念館に
予定以上滞在してしまったので、急いで、向かいました。
途中、りんご公園で買っておいた手作りのリンゴパイで
小腹を満たしました


向かう途中から小雨が降り始め、風も強くなりました。
十三湖にある中の島にかかる中の島ブリッジ

ブリッジの入り口

晴れていれば、日本海と十三湖の両方を一望でき、綺麗な夕日が
観れるはずの少し高台にある道の駅十三湖高原に着きましたが、
どんどん風がつよくなり、雨は小降りですけど、寒くて外へ出られ
ないくらいになりました。
やはり東北、天気が崩れると夜は関東の真冬の寒さです。
(寒いし、雨風が強いので写真は撮れず

道の駅のレストランに閉店ギリギリで飛び込みました。
中に一組入っていましたが、人がいないので店も早じまい?
「CLOSED」の看板が

でも、麺類なら大丈夫というのでシジミラーメン1つ注文。

閉店のところ、無理に入ったのに1つしか注文しないなんて…。
でも、夕飯考えると、2つ注文は出来ないのでね

ここから、二日目の宿泊先の青森駅に向かったのですが…。
ずっと津軽平野の平らなところばかり走っていたのですが、
なんと山越え?
カーブが続く道で、真っ暗。
対向車も後続車もほとんど居なくて、そのうち霧も出てきて、
視界不良。
この旅の中で一番の難所でした。
最も、私は運転していないので、大変なのは夫なんですけどね

感謝、感謝です。
何とか、2時間ほどでホテルに到着。
一休みして、夕食を食べに出かけました。
青森と言えば、帆立。
第一候補の店は、ラストオーダー時刻(8時半)に間に合わず

地方へ行くと、閉店時刻が早い

開いていることが条件なので、こちらへ。

(※夜撮れなかったので、翌朝撮りました。)
帆立釣りが出来る店なので、釣りたいと夫が言ったのですが、時間も遅い(9時近い)ので、諦めてもらいました。
定食と別に単品、帆立浜焼き(左)と、稚貝の酒蒸し(右)を。

この日のサービス品で、「帆立稚貝の酒蒸し300円」とあったのです
が、稚貝って、小さいの食べてもねぇと、一旦躊躇するも安いので
一応注文してみました。
これ稚貝?
うちの辺りでは、普通のサイズとして売ってますけど。
浜焼きとほとんど同じサイズで、7つ入ってました…激安です

帆立いろいろの帆立定食

うちの辺りで稚貝と称して売られているのは、この味噌汁に入って
いるサイズのです。
帆立が全部小ぶりなのがちょっと残念。
特に刺身、薄切り2枚は、寂しい

もう一つは、弘前でも食べた帆立貝味噌焼き定食

味噌焼きは弘前のより、帆立が多めでした。
稚貝の酒蒸しがあったので、帆立堪能、大満足でした

二日目はこれでおしまい。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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最終更新日 : 2018-05-29