昨日書いた義母の病気についてです。
諸々の事情から、義父母が近くに引っ越してきてから12年が過ぎましたが、
当時から義母はHbA1cが11.0(基準値6.0)と異常値であるにも関わらず、治療を受けて
いなかったので、すぐに医者に連れて行きました。
糖尿病は食事の管理が重要ですが、義母には無理だし私にも難しいので、
治療食を利用していて、運動も適度にやっているのでまあまあな状況を維持していました。
それ以外は便秘症だったり、たまに胃が悪い、風邪をひく程度で内科的問題はなし。
ところが今年8月末頃に、デイサービスでの血圧測定で、いきなり180を超えた
との事で当日の運動は出来なかったと。
その前に、クレアチニン(腎機能の数値)も0.8くらいだったのが1.02になって
しまった(基準値は女性で0.8まで)と聞いていました。
腎臓透析をする人の多くは糖尿病腎症からくると聞いていたので、いよいよ義母も腎機能が
低下し始めたか、血圧も腎臓が悪くなると上がるのでその結果かなと思っていました。
でも義母もこんなに高くなったことが無かったので心配になり、翌日すぐに糖尿病でかかって
いるクリニックに相談に行き、急に血圧が高くなるのはおかしいのでホルモンの検査をすると
言われ、9月に入ってから検査(血液)を受けたと、後で聞いた。
高血圧でホルモンの検査?
私の知識の範囲にはない事なので良くわからないし、私自身は腰の手術前後の頃の話で、
余裕が無く、軽く聞き流していました。
でも特殊な検査のようだし、後から義母から聞いてもきっと良くわからないと思い、
一緒に行って結果を聞くことにしました。
(台風19号対策協奏曲にも書いています)
普通、高血圧というと「本態性高血圧症」という特にこれという原因は無いけれど、飲酒や
喫煙、運動・食習慣などの生活習慣からからくるものとされています。
高脂血症や肥満などから始まり、徐々に血圧が上がっていきます。
私の場合も喫煙・飲酒は無いですが、更年期以降の肥満と脂質異常などから高血圧症に
移行してしまいました。
しかし義母のように、突然血圧が上がる場合、別な要素が疑われるらしいのです。
初めて知ったのですが、副腎から血圧を上げるホルモンが異常に出ている可能性がある
らしいのです。
検査は血液検査で、血圧を上げる要素のあるアルドステロンとコルチゾールとACTHなど。
結果はコルチゾール、ACTHは基準値内でしたが、アルドステロンに問題が。
アルドステロンはレニン活性との比率を見るようで、
義母のアルドステロン/レニン活性比は443でした。
基準値が200以下ですから、はるかにオーバーしています。
アルドステロンが多く分泌される原因は副腎に腫瘍(ほとんどが良性)があるか、
副腎の細胞の病変によるものだそうで、片側腫瘍の場合は摘出手術、両側腫瘍や病変に
よるものの場合は薬物治療になるそう。
病名としては原発性アルドステロン症で、怖いのは以下の特徴です。
合併症になりやすい高血圧
原発性アルドステロン症の場合も高血圧になるため、高血圧の合併症になり得ますが、
過剰なアルドステロンそのものが、血管や臓器にダメージを与えるため、
通常の高血圧(本態性高血圧)よりも合併症になる割合が高いと言われています。

この確定診断には、内分泌代謝内科でのもっと詳細な検査が必要で最寄りの大学病院に
紹介状を用意してありました。
手術は内視鏡なので、負担が軽いとは言え、う~ん、と考えていたのですが、大学病院の
診察では、高齢なので手術のリスクの方が良くないので、腫瘍があったとしても手術は
しないと言われました。
ただし、腫瘍があった場合は経過観察で年に一度くらいCT撮影が必要のようです。
昨日の検査は
①尿検査
②30分ベッドで安静にしてからの採血(かなりの量を採ったらしい)
採血後も出血しやすいのでそのまま30分ほど安静で計1時間
③腹部CT撮影 3枚ほど
結果は10日後の11月8日(金)です。
余談ですが、この度の大学病院行きでは、義母が、
「マリラさんいなかったら、1人じゃ来れなかった…1人じゃどうにもできなかった
」と。
でしょ?今頃分かった?
義父が亡くなってから、義妹と一緒になってイヤな事いっぱい言ってくれたけど、
頭には来たけど、それでも、ずっと変わらずサポートしてきたでしょ。
義妹なんて義父の葬儀もさぼる人だから、一緒に来てくれるはずないもんね。
ありがたみ、分かってくれた?
という、少しスッキリした気分です
以上ですが、初めて聞く病名で驚きました。
が、糖尿病でかかりつけ医がいたために分かったことで、それが無くて普通に受診してたら、
本態性高血圧症の病名で終わったかもしれません。
昔は無病息災と言われましたが、糖尿病で長期診てもらっているからこその早期発見でした。
私は大丈夫だろうか?
若いころに比べたら、生活習慣、そんなにひどくない。
単に老化による動脈硬化かもしれないが、いつの間にか降圧剤の量が増えている。
もしもホルモンの異常があるために薬を増やさないと下がらないとしたら…。
リスクが倍増しているから怖いし、治療法も違うので、少し不安。
次の診察日にホルモンの検査をして欲しいと言ってみるかな?
ランキングに参加しています。良かったらポチッとよろしく(^-^)/



諸々の事情から、義父母が近くに引っ越してきてから12年が過ぎましたが、
当時から義母はHbA1cが11.0(基準値6.0)と異常値であるにも関わらず、治療を受けて
いなかったので、すぐに医者に連れて行きました。
糖尿病は食事の管理が重要ですが、義母には無理だし私にも難しいので、
治療食を利用していて、運動も適度にやっているのでまあまあな状況を維持していました。
それ以外は便秘症だったり、たまに胃が悪い、風邪をひく程度で内科的問題はなし。
ところが今年8月末頃に、デイサービスでの血圧測定で、いきなり180を超えた
との事で当日の運動は出来なかったと。
その前に、クレアチニン(腎機能の数値)も0.8くらいだったのが1.02になって
しまった(基準値は女性で0.8まで)と聞いていました。
腎臓透析をする人の多くは糖尿病腎症からくると聞いていたので、いよいよ義母も腎機能が
低下し始めたか、血圧も腎臓が悪くなると上がるのでその結果かなと思っていました。
でも義母もこんなに高くなったことが無かったので心配になり、翌日すぐに糖尿病でかかって
いるクリニックに相談に行き、急に血圧が高くなるのはおかしいのでホルモンの検査をすると
言われ、9月に入ってから検査(血液)を受けたと、後で聞いた。
高血圧でホルモンの検査?
私の知識の範囲にはない事なので良くわからないし、私自身は腰の手術前後の頃の話で、
余裕が無く、軽く聞き流していました。
でも特殊な検査のようだし、後から義母から聞いてもきっと良くわからないと思い、
一緒に行って結果を聞くことにしました。
(台風19号対策協奏曲にも書いています)
普通、高血圧というと「本態性高血圧症」という特にこれという原因は無いけれど、飲酒や
喫煙、運動・食習慣などの生活習慣からからくるものとされています。
高脂血症や肥満などから始まり、徐々に血圧が上がっていきます。
私の場合も喫煙・飲酒は無いですが、更年期以降の肥満と脂質異常などから高血圧症に
移行してしまいました。
しかし義母のように、突然血圧が上がる場合、別な要素が疑われるらしいのです。
初めて知ったのですが、副腎から血圧を上げるホルモンが異常に出ている可能性がある
らしいのです。
検査は血液検査で、血圧を上げる要素のあるアルドステロンとコルチゾールとACTHなど。
結果はコルチゾール、ACTHは基準値内でしたが、アルドステロンに問題が。
アルドステロンはレニン活性との比率を見るようで、
義母のアルドステロン/レニン活性比は443でした。
基準値が200以下ですから、はるかにオーバーしています。
アルドステロンが多く分泌される原因は副腎に腫瘍(ほとんどが良性)があるか、
副腎の細胞の病変によるものだそうで、片側腫瘍の場合は摘出手術、両側腫瘍や病変に
よるものの場合は薬物治療になるそう。
病名としては原発性アルドステロン症で、怖いのは以下の特徴です。
合併症になりやすい高血圧
原発性アルドステロン症の場合も高血圧になるため、高血圧の合併症になり得ますが、
過剰なアルドステロンそのものが、血管や臓器にダメージを与えるため、
通常の高血圧(本態性高血圧)よりも合併症になる割合が高いと言われています。

この確定診断には、内分泌代謝内科でのもっと詳細な検査が必要で最寄りの大学病院に
紹介状を用意してありました。
手術は内視鏡なので、負担が軽いとは言え、う~ん、と考えていたのですが、大学病院の
診察では、高齢なので手術のリスクの方が良くないので、腫瘍があったとしても手術は
しないと言われました。
ただし、腫瘍があった場合は経過観察で年に一度くらいCT撮影が必要のようです。
昨日の検査は
①尿検査
②30分ベッドで安静にしてからの採血(かなりの量を採ったらしい)
採血後も出血しやすいのでそのまま30分ほど安静で計1時間
③腹部CT撮影 3枚ほど
結果は10日後の11月8日(金)です。
余談ですが、この度の大学病院行きでは、義母が、
「マリラさんいなかったら、1人じゃ来れなかった…1人じゃどうにもできなかった

でしょ?今頃分かった?
義父が亡くなってから、義妹と一緒になってイヤな事いっぱい言ってくれたけど、
頭には来たけど、それでも、ずっと変わらずサポートしてきたでしょ。
義妹なんて義父の葬儀もさぼる人だから、一緒に来てくれるはずないもんね。
ありがたみ、分かってくれた?
という、少しスッキリした気分です

以上ですが、初めて聞く病名で驚きました。
が、糖尿病でかかりつけ医がいたために分かったことで、それが無くて普通に受診してたら、
本態性高血圧症の病名で終わったかもしれません。
昔は無病息災と言われましたが、糖尿病で長期診てもらっているからこその早期発見でした。
私は大丈夫だろうか?
若いころに比べたら、生活習慣、そんなにひどくない。
単に老化による動脈硬化かもしれないが、いつの間にか降圧剤の量が増えている。
もしもホルモンの異常があるために薬を増やさないと下がらないとしたら…。
リスクが倍増しているから怖いし、治療法も違うので、少し不安。
次の診察日にホルモンの検査をして欲しいと言ってみるかな?
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最終更新日 : 2019-11-08
私もこういうことが無ければ一生知らなかったと思います。
5年位前までは、難病指定だったらしいですから、
めったに分からない病気だったのかもしれませんね。
でも今は高血圧症患者の10%くらいの割合だそうですから、
確率的にはそう低い訳でもなさそうです。
リスク回避のためには調べてみてもいいかもしれません。